sqlew v5.1.0をリリースしました。SQLiteデータベースの保存先をユーザフォルダに統合し、git worktreeでもナレッジをシームレスに共有できるようになっています。あわせて、グローバルコンフィグの保存先をXDG Base Directory仕様に準拠したパスへ移行しました。
何が変わったのか
SQLiteデータベースの統合
v5.1.0から、SQLiteデータベースの保存先がユーザフォルダ配下の共有パスに変更されました。
~/.config/sqlew/sqlew-shared.db
sqlewはプロジェクト名やgitリポジトリの情報をもとにデータを識別するため、ひとつのデータベースファイルの中で複数プロジェクトのナレッジが安全に共存します。git worktreeで分岐した先でも、同じリポジトリであれば同じナレッジが即座に参照可能です。設定ファイルを書き換える必要はもうありません。
グローバルコンフィグのXDG準拠移行
グローバルコンフィグファイルの保存先が、XDG Base Directory仕様に準拠した以下のパスに変更されました。
~/.config/sqlew/config.toml
SaaSバックエンドのAPIキーファイルもこの配下に保存されます。既存のコンフィグやAPIキーファイルは、sqlewの起動時に自動で新しいパスへ移動されるため、通常は手動での対応は不要です。
ただし、デフォルトのDB接続先を変更するなどカスタム設定をされている方は、移行後にパスが正しく引き継がれているかご確認ください。
アップデート方法
npmでグローバルインストールしている場合、以下のコマンドでアップデートできます。
npm update -g sqlew
アップデート後、sqlewを起動すると以下の処理が自動で行われます。
- プロジェクトごとに存在していたSQLiteデータベースの内容が
sqlew-shared.dbに統合される - 旧コンフィグ・APIキーファイルがXDG準拠パスに移動される
移行時の注意点
個別指定されたデータベースは統合されない
各プロジェクトの .sqlew/config.toml で [database].name を明示的に指定している場合、そのデータベースは自動統合の対象外です。チームで共有しているデータベースなど、意図的にパスを固定している場合はこれまで通り動作します。
統合元データベースのバックアップ
統合が完了したプロジェクトでは、元のデータベースファイルが .sqlew/sqlew.db.migrated としてリネーム保管されます。万が一、チーム共有などで元のデータベースに戻す必要がある場合は、以下の手順で復元できます。
.sqlew/sqlew.db.migratedを.sqlew/sqlew.dbにリネーム.sqlew/config.tomlに以下を追記
[database]
name = ".sqlew/sqlew.db"
プロジェクト単位の設定は引き続き優先される
グローバルコンフィグはデフォルトの設定として機能しますが、プロジェクト側に .sqlew/config.toml が存在する場合はそちらが優先されます。DB接続先をプロジェクトごとに切り替えるといった運用にも対応可能です。
まとめ
v5.1.0の変更は、sqlewの日常的な使い勝手を底上げするアップデートです。git worktreeを活用している方にとっては、設定の手間が大幅に削減されます。npm update -g sqlew で今すぐお試しください。



